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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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ボブ・グリーン Bob Greene『ボブ・グリーンの父親日記』GoodMorning, Merry Sunshine:A Father's Journal Of His First year


『ボブ・グリーンの父親日記』GoodMorning, Merry Sunshine:A Father's Journal Of His First year
訳:西野薫
中央公論社
平成20年9月12日読了
平成20年5月に長女が生まれ、僕自身が著者と似たような境遇で読みました。
共感したり…と言いたいところですが、余りそういう箇所は無かったですね。むしろ子供の誕生直後に著者が他の父親に言われたコトってのが印象に残りました。中でも
「むしろ娘が不細工で人気が無ければ良いと願う」
なんてのは当事者じゃないと実感出来ないんじゃないかしら?
本書の長所と短所は日記で有るという点で、起承転結などの構造から外れているだけに興味の無い人には退屈極まり無いんじゃないか?もっともそういう人は読まないでしょうけど。
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ビル・グレンジャーBill Granger『ラーゲリを出たスパイ』The British Cross


『ラーゲリを出たスパイ』The British Cross
訳:井口恵之
文春文庫
平成22年8月10日読了
全体として描写がアッサリしていて食い足りない。
適度に緩急を利かせる為には省略した方が良い場合も有りましょう、しかし全体的に淡泊なので効果がイマイチなんですよね。面白いと言えば面白いのですが。

J.M.クッツェーJ.M.Coetzee『夷狄を待ちながら』Waiting for the Barbarians


『夷狄を待ちながら』Waiting for the Barbarians
訳:土岐恒二
集英社文庫
平成21年5月18日読了
正直言って最近のダラけた読書経験では少々読み辛い作品だった。
読後の反省としては、もう少しまじめに、少なくとも正面から向き合うべきだった。そうすれば更に印象的だったのに…併読した作品が有るのもイカンのだな。
全てを現在形で語る読み辛さや状況説明の少なさから、妙に座りの悪さを感じるのだがソレこそが全体の不安感を表しており、特に最後のザワザワと迫ってくる恐怖がリアルに感じられる。ラストにおいてタイトルの意味が強烈に身に迫りまるで自分がその場にいるような感覚に陥ってしまう。
誰かに勧めたくなるような気もするのだが、誰に?そしてどう言って?

ジェイムズ・グレイディDamesGrady『狂犬は眠らない』Mad Dogs


『狂犬は眠らない』Mad Dogs
訳:三川基好
ハヤカワ文庫
平成24年1月19日読了
一言で言うと、糸の切れた真珠の首飾り。
確かに主人公たちの過去の体験は凄く、それぞれを独立した短編にしたって宜しかろうに思うほど。また展開も贅沢にアレコレと楽しませてくれる。特にラストシーンなどは仄かに心温まってしまいそうだ…が、その割に、またはその為に肝心の本筋が弱く思える。
過去の強烈さに負けているだけでなく、存在自体が希薄で決着の付け方などテキトーの印象が拭えない。作者の描きたかったコトのと僕の読みたかったコトとのズレなのかもしれませんが…。

ハリー・クレッシング Harry Kressing『料理人』The Cook


『料理人』The Cook
訳:一ノ瀬直二
カバーイラスト:杉村篤
ハヤカワ文庫
平成19年1月8日読了
タイトルが目に付いて何気なく手に取り、更に表紙に惹かれて購入。そのまま読み出したら意外と…という久々に楽しい経験をさせて頂きました。コレだから本屋通いは止められないのだなぁ。
さて具体的な場所や時間については一切説明が無いのですが、その辺りが逆にお伽噺的な雰囲気を醸し出し良い感じです。少し読めば20世紀以降とは直ぐに判るんですけどね、冷蔵庫とか記述が有るので。
ただ雰囲気としては先述の通りお伽噺か、ホフマンなど19世紀の不思議文学的(言い方がオカしくて恐縮)です。
願わくば料理についてもう少し具体的な記述が有ると、登場人物たちと同様に涎を流しつつ主人公の魔力に屈せたのですが…むしろ映画の方が良いのかもしれませんね。『バベットの晩餐会』なんか腹が減ったもの。
ただ映画化するなら最後にスッキリした“結末”を与えないとイカンかも知れませんが。

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