
『縮図』
岩波文庫
平成21年11月3日読了
自然主義文学の大家である云々と教科書なぞで名前だけは知っていた徳田秋声ですが、実際の作品は初めて読みました。
しかしコレ、すごいのか?
太平洋戦争直前という発表当時の時節柄、当局から圧力がかかったり果ては作者が他界して未完成であるコトを差し引いても大した作品には思えないんですけどね。
千葉市蓮池や稲毛、習志野や佐倉が自分のイメージにない形で出て来たりして、その辺りは楽しく読みましたし、芸者の世界も知らないコトばかりなので多少の興味は持てました。元々古い小説を読むのは好きですし。
ただソレでも全体として高い評価は考えられません。
文章が下手なんだもの。
ナンとはなしに引き摺られて読んでしまうので、さすがに長い間を文学修行に費やしたのだと感心はします。が、ナニも知らない国語の教師に見せたら嬉々として添削するんじゃないでしょうか?
でもアレか、やっぱり退屈しないで読ませただけスゴいのかしらん???
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