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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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結城昌治『森の石松が殺された夜』


『森の石松が殺された夜』
徳間文庫
平成24年4月21日読了
ヤクザは所詮ヤクザだ、というスタンスがはっきりしていて無駄に感情移入していないのが良かった。その辺りは現代モノ同様で、更に幕末なのが寂寥感を増しています。
特に表題作は歴史の疑問点を推理するというテイ『時の娘』にも似て…はいませんが、異議申し立てのような結論てバッサリとした結末が見事。清水の次郎長に対するイメージがガラリと変わりました。まぁもともと大したイメージなぞ持ってませんでしたが。
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結城昌治『夜の終る時』


『夜の終る時』日本推理作家協会賞受賞作品集17
双葉文庫
平成19年7月6日読了
かなり久し振りに再読したが面白かった。粗筋や結末を知っていて再読に耐え、更に面白いのだからミステリーとしては極上の出来なのではないか?
初見の楽しみを奪わないように書くのが難しいが、とにかく構成が見事でサゲまでが粋。所謂“謎解き部分”で間延びしないのは普段ロクにミステリーを読まない人間には嬉しいサービス。また警察という組織やそのなかの人間模様をを描くという点では娯楽に徹している所為か厚みに欠けるがペラペラではない。
特にラストの女への思いは泣かせられます。

結城昌治『裏切りの明日』


『裏切りの明日』
光文社文庫
平成24年2月10日読了
ハードボイルドとはこうだ、という作品。少なくとも僕の思うハードボイルドとはコレです。
氏の悪徳刑事モノとなると『夜が終わる時』が有りますが、本作は更にザラリとしており苦い。セットとロケの差異かしらん。
粗筋だけ紹介するとバンカーやウィルフォードに似てしまいそうですが、まるで違うのは作家の個性というモノでしょう。
唯一惜しく感じたのは主人公沢井の最後の行動がそれまでに比べ短絡的に思えるコトで、きっかけであるトシ子への思いがもう少し語られていればと残念。僕の読解力もありましょうが。
下げ方もスラリと見事で、粋だねぇ…というと違うかな?

結城昌治『真夜中の男』


『真夜中の男』
光文社文庫
平成22年8月23日読了
渋いね、大人向けだ…と思いつつ読了。昔の小説にはこういうのが多かったのだろう、と思うモノの考えたら最近のは読んでいないんですけどね。
なによりも終わったようで終わっていないラストが良い。主人公の気分に完全にどうかしたような、なんとも言えない雰囲気でエンドロールとテーマ曲が欲しいところでした(根は映画好きなんで)。
個人的にはもう少ししっとりとしていても良いかと思いましたが。

結城昌治『怖い話と短い話』


『怖い話と短い話』
中公文庫
平成23年2月27日読了
タイトルには少々疑問が有るが、それにしても手堅く面白い。大人の読み物として最適では有るまいか。例えば途中でオチが見えるとか今の感覚からすると展開が遅く感じられるものも有ろうが、作品の“太さ”にはそれを補って余りある。太さの説明はし辛いが。
鈍行列車の長旅に連れて行くなんて風情だなぁと思いつつ読んだのだが…なんか死語っぽいかな。

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