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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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デイヴィッド・ピースDavid Peace『1983ゴースト』Nineteen Eighty-Three


『1983ゴースト』Nineteen Eighty-Three
訳:酒井武志
ハヤカワ文庫
平成18年12月27日読了
前三作とは異なり一人称、しかも“現時点の”ではない。一人称の章も有るのだが、他にも三人称やナレーター(と思しき話者)が登場人物の耳元でその行動を唱え続ける章と語り口は三様。加えて一人称では現在と回想が交錯していて、不親切この上ないコトは確かである。
加えて前作までとは異なり単体で作品として成立しているかと言うと、ソレも無い感じ。四本目の柱と言うよりも、三本の柱の上に乗る屋根、というのに近いのではないか?
個人的には前作と同様のテイストで進めて欲しかった気がする。
合わないヒトは一作目の三分の一も読んでいないだろうし、ココまで付き合ったからには今までのパターンを肯定しているのが前提で構わないだろうから。
ただし、四部作の纏めとして読むとアレコレと見えて来ます。もちろん解決させず謎のままの部分も有るのだが、それはまあ作者のスタイルでしょうから良しとして。
もしコレからシリーズを読み始める方には人物関係をメモしつつ読むのも一興であろうとお奨めします。少なくとも頭に残っているうちに進めるように一気に行って頂きたいですね。
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デイヴィッド・ピースDavid Peace『1980ハンター』Nineteen Eighty


『1980ハンター』Nineteen Eighty
訳:酒井武志
ハヤカワ文庫
平成18年12月18日読了
文庫裏表紙の紹介文とは全然違う味付けの展開なのですが、ソレで良かった。そのままだったら裏切られた感じがしたでしょう。
ソレはさておき、四部作の三作目となる今回はやや纏めに入った気がしなくも有りません。それなりに前作と繋がっているしアレコレと解明される部分なども有りますし。
思うにこのシリーズって一人称で展開していますが、今までのソレと違い自分を客観的にみる要素が完全に欠落しています。
一人称って大抵は読者を意識して語りかけてくる部分が有ると思いますが、ココではそれがありません。“たった今”主人公の目に映ったものの羅列であり、耳に入ってきた音であり、頭に浮かんだ言葉を並べているだけに近い感じです。特に主人公がテンパって来るとソレが顕著になります(まぁ誰でもそうでしょうが)。
そういう意味でも映画的な作風と言えるかもしれません。主人公と同じ情報しか与えられないって辺りが特に。

デイヴィッド・ピースDavid Peace『1977リッパー』Nineteen Seventy-Seven


『1977リッパー』Nineteen Seventy-Seven
訳:酒井武志
ハヤカワ文庫

平成18年11月25日読了
意識してかは判りませんが、前作より読み易く判り易い仕上がりです。
読んでいて気が付いたのですが、コレって実際に起きた“ヨークシャー・リッパー”を元にしている…と言うよりその時代を、また事件そのものではなくソレを追っている人間を書こうとしているのではないかしらん。
そうだとすると事件の捜査、増してや解決なんかどうでも良い話になる訳で、その辺りも嫌うヒトが出る要因と思われます。
僕は肯定派なんですけど。

デイヴィッド・ピースDavid Peace『1974ジョーカー』Nineteen Seventy-Four


『1974ジョーカー』Nineteen Seventy-Four
訳:酒井武志
ハヤカワ文庫
平成18年11月22日読了
好き嫌いのハッキリする作品で、僕は取り込まれたクチでした。
ただどう紹介して良いモノか?
特に終盤はグチャグチャで細部がハッキリしないんですよね…もっとも筋立てや語り口を整理してしまったらつまらない凡庸な推理小説程度で終わりそうですが。

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