
『陽のあたる場所』A Place In The Sun
監督:ジョージ・スティーヴンスGeorge Stevens
主演:モンゴメリー・クリフトMontgomery Clift
エリザベス・テイラーElizabeth Taylor
1951年/アメリカ
ビデオ:平成20年10月30日
悪くは無かったのですが、その分だけ不満も残りました。
まず主人公を観客に対してもう少し紹介して欲しかった気がします。例えば冒頭で「田舎者」と言われた彼が如何にして上流社会に馴染んでいくかを描いてくれていれば、その後の野暮ったい恋人への嫌悪感(まで行ってなかったかな)も過去の自分へのソレなのだと説得力が増したのではないか?
また個人的には宗教的に流れたように見える終盤(刑の確定以降)ですが、その辺りについても言葉足らずではないかと思います。序盤に街で讃美歌を歌う家族の中の少年に対して、過去の自分を見るように見入るシーンが有りますがソコでは当時を嫌悪しているようような印象だったんですよね。それからするとラストの「改心」のようなのはちょっとなぁ。
ラストシーンの切り方は石川達三『青春の蹉跌』のようなのを予想していたんですが、どうだったんでしょうね。いや場面が、と言う意味で。あの検察はどうもその…。