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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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結城昌治『真夜中の男』


『真夜中の男』
光文社文庫
平成22年8月23日読了
渋いね、大人向けだ…と思いつつ読了。昔の小説にはこういうのが多かったのだろう、と思うモノの考えたら最近のは読んでいないんですけどね。
なによりも終わったようで終わっていないラストが良い。主人公の気分に完全にどうかしたような、なんとも言えない雰囲気でエンドロールとテーマ曲が欲しいところでした(根は映画好きなんで)。
個人的にはもう少ししっとりとしていても良いかと思いましたが。
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結城昌治『怖い話と短い話』


『怖い話と短い話』
中公文庫
平成23年2月27日読了
タイトルには少々疑問が有るが、それにしても手堅く面白い。大人の読み物として最適では有るまいか。例えば途中でオチが見えるとか今の感覚からすると展開が遅く感じられるものも有ろうが、作品の“太さ”にはそれを補って余りある。太さの説明はし辛いが。
鈍行列車の長旅に連れて行くなんて風情だなぁと思いつつ読んだのだが…なんか死語っぽいかな。

結城昌治『風の報酬』


『風の報酬』
角川文庫
平成23年11月7日読了
アレコレと楽しい作品集。冒頭の「六年目の真実」はまさに意外な結末で、ありゃそう来るのかと黒い笑いに包まれました。
うつろな不安定感というか怖くなるのは「十年の後に」と「虚ろな目」なのですが、どちらがより怖いのか…他人事ではあるのですが、妙に身近と言うか。いやどちらも怖いんですが、より安定感に欠ける後者の方が怖いかなぁ。

結城昌治『噛む女』


『噛む女』
中公文庫
平成24年3月26日読了
やはり、というかさすがというか短編の見本として広く読まれて然るべきに思われます。もっとも僕は小説を書かないのでテキトーな発言ですが。
それはともかく、書き出しから集結まで切れ味が素晴らしい。更に会話のテンポも良い。
人によってはぶっきらぼうに思えるかも知れませんが、その辺りが昭和の大人ってな味わいではありますまいか。
僕の好みは「冷たい炎」「濁り川」「流れる女」。いずれも書き出しでコチラの視線を捉えて離さず、ラストの苦味(というか疲労感)までが過不足なく描かれています。救いが無いっちゃぁ無いんですがね、甘さを求める時には向かないのです。

結城昌治『ひげのある男たち』


『ひげのある男たち』
創元推理文庫
平成24年3月29日読了
いわゆる泥棒髭を生やしつつ頬には無精髭を放置している状態では本書を手にレジに行くのはチョイと…ってなタイトル。まぁ個人的な話はともかく、面白く読み終えました。
著者のデビュー長編とのことですが、なるほど後の作品群を知る者としては若書きに思える舌足らずさが有ります。それでも洒脱で古さを感じさせないのは凄いんですがね(ある小道具にはアッとなりました)。
ちなみに僕も最終章の直前に犯人が判りました…と言ってもカンに過ぎず、探偵役よろしく根拠は出せませんでした。
起訴はおろか逮捕状の請求も出来ませんね。

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