忍者ブログ

守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

綱淵謙錠『濤』上下巻


『濤』上下巻
新潮文庫
平成24年9月19日読了
悪いとは言いませんがね、でもコレ途中ぢゃねぇか?とガッカリした。
確かに今やネットで簡単に最低限の情報は得られる時代ですが、それにしたって北千島植民についての“未曾有の冒険の顛末を描く本格歴史長編”がどうして北海道に辿り着けもしないで終わるのやら?
結末を知りたくて読みだした人間に対して不誠実ではないですかね、前半は脱線してまで周辺を描いているのに。
まさか作者の体調不良とかなら別ですが。
PR

司馬遷『世界の名著 史記列伝』


『世界の名著 史記列伝』
訳:貝塚茂樹 川勝義雄
中央公論社
平成24年8月6日読了
根本的に予備知識に欠けるので多少難儀はしたものの、それでも面白く読んだ。一人一人の伝記を連続して読むとやがて相互に繋がっていき、列伝ならではの楽しさも味わえます。
惜しむらくは読み辛いのが対象とした人物の評価で、誉めた直後に人間として卑しい云々と批判するなどドッチだよ?と。
まぁ単純に断定しない辺りが偉大な歴史家たる所以でしょうか。

司馬遼太郎『項羽と劉邦』


『項羽と劉邦』全三冊
新潮文庫
平成24年9月1日読了
ナニかと司馬遼太郎にケチを付ける僕ですが、それでも本書は面白かった。
例えば楚は現在のタイ族に近いのではないか、なんて聞くとそれだけでワクワクします。それまで全て“中国人”のイメージでしたが、考えたら漢民族のみとは限らないですしね。
それにしても宣伝文句と異なり勝者たる劉邦よりも項羽に同情的に思われます。いや親和に満ち満ちているかと…少なくとも僕は項羽に従って滅びたいと思うほどでした。
そういえばタイトルも項羽が先だ?

永井荷風『おかめ笹』


『おかめ笹』
岩波文庫
平成24年7月31日読了
たまには良かろうと手に取ったのですが、最後には読みふけってしまいました。いやぁ下らないよなぁと。
登場人物をもっと醜悪に戯画化しているのかと思いきやさほどでもなく、むしろ今からすれば大人しい位です。ドタバタとした笑える場面もサラリとしており軽やかだなぁと。
ただラストはどうなんですかね、全てが上手く行くのは怪しい。実はあの後に好事魔多しと主人公が躓いたりするんじゃないかなんて?
意地が悪いかな。

加藤秀俊『暮しの思想』


『暮しの思想』
中公文庫
平成24年8月12日読了
後半こそ理屈で重くなるが話は面白かった。
興味深いのは趣味についてで、西欧では二つの人生を生きると言う。即ち社会人としての人生と、趣味に生きる私人としてのそれである。そしてリタイア後には後者に没頭すべく人生設計をするのだそうな。
良いねぇ、半分遊んでるキサマが言うなとお叱りを受けそうですが。
森鴎外(←それにしてもナンナンダこの変換)も軍務と創作に生きた訳ですが、彼の場合は精神衛生上必要だったようで、あまり羨ましくは無いやねぇ。

カレンダー

01 2026/02 03
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

ブログ内検索

最新コメント

プロフィール

HN:
上総屋:飯田守和
性別:
非公開

フリーエリア

バーコード

P R