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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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芝木好子『光琳の櫛』


『光琳の櫛』
新潮文庫
平成24年12月13日読了
出だしこそ主人公の登場の仕方に戸惑ったが、以降はキリッと引き締まった作品世界を堪能した。
生々しい描写は省略されており感情の激する場面は、映画などで言えば音声が音楽に変えられ映像もストップモーションになるように描写に靄がかかります。
そのあたりが櫛の霊と対話する女の、情念を描く作品に相応しく印象的です。
生々し過ぎず、かつ迫力が有る。
解説にもありますが、コレクターの世界を垣間見られるのもまた面白く取り憑かれるとはこういうコトかと。
“大人”にはお薦めです。
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星新一『祖父・小金井良精の記』


『祖父・小金井良精の記』上下巻
河出文庫
平成24年12月13日読了
全くもって不思議な本だった。
面白いと言えば面白いが、つまらないと言えばつまらない。河合継之助やら森鴎外やら幕末から明治大正の巨星が次々と登場し、中には「舞姫」のエリスまで出て来るのですが…どれも孫のフィルターを通している為、微妙な味わいになっています。
上品な、と言いますかね。
結局のところ星新一の文体により読ませるのだな、と。
フワフワと漂って終わった気がします…不思議だよなぁ。

柴田錬三郎『江戸八百八町物語』


『江戸八百八町物語』
中公文庫
平成24年12月10日読了
解説にあるノンフィクション・フィクションってのはなんなんだろう。
それはそれとしても虚実取り混ぜて、と読んだが。
いずれにしても面白かった。
もちろんひねくれ者の僕としては全てを肯定する気はなく例えば生類憐れみの令に
ついても突っ込んで質問してみたいのだが(無理だが)、知らないコトを読むのは
やはり楽しい。
なにより忠臣蔵の種明かし的な「武士というもの」など無知を恥じつつ吹聴して
回りたくなる。

『須田悦弘による江戸の美』


『須田悦弘による江戸の美』
千葉市美術館(千葉市中央区)
会期:平成24年10月30日-平成24年12月16日
平成24年12月10日見学
浮世絵の名品を多々観られて誠に眼福の至り。
雲母摺りは知っていたが金泥(か金箔か?)を使ったモノは記憶に無く興味深い。
魚屋北渓の実力も再認識させられた。
また展示スペースにはこっそりと須田作品も混入させてあったが、この方が好感が持てたな。
【関連作品】
『須田悦弘展』

『須田悦弘展』


『須田悦弘展』
千葉市美術館(千葉市中央区)
会期:平成24年10月30日-平成24年12月16日
平成24年12月10日見学
日頃キチキチな美術館の展示スペースを広々と使った贅沢さは良かったが、肝心の作品は受け付けなかった。
空間に波紋を与えるってのは判るし面白い筈なのだが…。
仕掛けの愉快さが足りなかったかねぇ。
【関連作品】
『須田悦弘による江戸の美』

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