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守和の観た読んだ観た

上総屋:飯田守和の感想録ブログです。 (リンク先から徐々に転載もしつつ)アレコレと感想を綴っていきたいと思います。

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アーサー・ヘイリーArthurHailey『ニュースキャスター』全二冊TheEveningNews


『ニュースキャスター』全二冊TheEveningNews
訳:永井淳
新潮文庫
平成21年7月13日読了
情報小説というジャンルの開拓者にして、まさに職人とでも言うべき作者らしい卒のない仕上がり。
ただしソレ以上でも以下でもありません。
冒頭の航空機事故のエピソードで登場人物だけでなくテレビ局の構成まで紹介してしまう辺り、さすがです。キャラクターも、その人間関係もやや類型化されており新鮮さには欠けますが逆に頭に入り易いのも確かで、読み進める邪魔になりません。またいきなり事件に行かずシッカリと準備が成されから入るのも手際が良く、安心して任せられます。
ただ個々の情報は面白いのですが、小説全体の構造は非常に退屈です。いや面白く読めるのですが伏線は全て見え見え、展開はお約束…まぁ元から期待する方が間違いなんですがね。
気になったのはFBIその他捜査機関がまるで機能していないコト。いくらそういう作品とは言え冷遇し過ぎじゃないかしらん?
また人質になった親子のアメリカ万歳的なところが…まぁコレも仕方ないか、作者自身アメリカ人だろうし(カナダじゃないよね?)。
ところで上巻329ページで「北京ダックに箸を伸ばす」と有りますが、アレって手じゃないと食べ辛いですよね?
我々の知る北京ダックとは別物なのかしらん、まさか画竜点睛を欠くとは思えないし…手で食べるのは僕だけだったりして。
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グスターボ・アドルフォ・ベッケルGustavo Adolfo Becquer『緑の瞳・月影 他十二篇』


※Becquerのeには本来、記号がついています※
『緑の瞳・月影 他十二篇』
訳:高橋正武
岩波文庫
平成21年8月27日読了
ガキの頃から詩を理解出来なかった僕にとって本書は少々“若い”ですね、悪くはないしイメージが豊富では有りますが個人的にはもう少し汗臭い方が好みなので。
ただ「枯葉」と「はたご屋『ねこ』」は面白く、早世した作者がもう少しでも長生きしていたらと思いました。

ジェイムズ・パタースンJames Patterson『闇に薔薇』Roses are Red


『闇に薔薇』Roses are Red
訳:小林宏明
講談社文庫
平成23年3月16日読了
なんとも享楽的と言うかナンというか?
そのシーンが面白ければ前後はどうでもいいじゃないのと言わんばかりでペラペラです。最後はヤケクソにしか見えない展開になっていますが、続編が存在する様子。果たしてどう…って、全然気になりません。
さようなら。

ジェイムズ・パタースンJames Patterson『血と薔薇』Violets are blue


『血と薔薇』Violets are blue
訳:小林宏明
講談社文庫
平成23年3月13日読了
相変わらずスピーディーな展開(と細かい章の連発)で読ませますが、それだけ。妥当な表現か判りませんがコクが無いとでも言いましょうか?
本国アメリカでは売れているのになぜ日本では…とスタッフ諸兄は疑問かもしれませんが、僕としてはなぜアメリカでは売れているのよ?と。まぁ一番の“なぜ”はなぜ僕は付き合っているのかなんでけどね。

ジェイムズ・パタースンJames Patterson『多重人格殺人者』Alonge came a spider


『多重人格殺人者』Alonge came a spider
訳:小林宏明

新潮文庫

平成21年7月1日読了
実は以前の話なんですが、本書を原作とした映画『スパイダー』を観ながらナンか知ってるなぁ…としか思い出せないくらい、初読の記憶が有りませんでした。
今回再読して確認したのですが、なるほど血腥い話に餓えていたガキの頃に読むと詰まらない作品でしょうね。
なにせ薄味だから。
主人公の一人称は回想なので生々しくなく、他の登場人物を描く三人称は一人称に近く心理的な描写が多いので、残虐な場面は有っても直前でかわされます。
ただ改めて読むとコレも有りかな、と。
不気味な不安感は充分ですし、話の展開もスピーディーで退屈させません。ただ構造はキッチリとはしてません。好き嫌いというよりも、合う合わないが別れる作品だと思います。

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